ブリヂストンは８月29日、同社グループが、小売サービスソリューション事業やモビリティソリューション事業を強化するため、Ａｍａｚｏｎ Ｗｅｂ Ｓｅｒｖｉｃｅｓ（ＡＷＳ）と戦略的な協業を開始すると発表した。ＡＷＳのＩｏＴや機械学習、データ分析、ビジネスインテリジェンスサービスを活用したデジタルプラットフォームを構築し、顧客経験価値の向上を中心としたソリューションを拡充、新たな価値を創出していく。
同社グループは、これまでもＡＷＳと米州において戦略的な協業を進めてきた。今回の協業は、その範囲をグローバルへ拡大するものとなる。ＡＷＳと同社グループの協業については、ＡＷＳの強みである幅広い顧客接点、顧客経験価値の向上に寄与する様々な機能・経験を、特に、同社グループの小売サービスソリューションネットワーク及び小売サービスソリューション事業、モビリティソリューション事業に取り入れ、拡充していくことを目指している。
グローバルでの協業の一例として、同社グループはクラウドの活用によりビジネス上の成果を実現するサービスを提供する「ＡＷＳプロフェッショナルサービス」、および、ソリューションの実行に必要なソフトウェアやサービス、データなどを、検索・購入・管理できるツールを提供しているオンラインストアである「ＡＷＳ Ｍａｒｋｅｔｐｌａｃｅ」のチームと連携し、同社グループが提供する「Ｂｒｉｄｇｅｓｔｏｎｅ Ｍａｒｋｅｔｐｌａｃｅ」の実現へ取り組んでいく。
このコンセプトは、デジタルプラットフォームを活用し、同社グループの小売サービスソリューション及びモビリティソリューションを中心とした包括的なサービス・ソリューションのメニューを、運送業者などに提供するものとなる。データ分析に基づいた車両運行ニーズ予測を向上し車両のダウンタイムを削減することはもちろん、小売サービスソリューションネットワークを活用した効率的なタイヤ交換・メンテナンスサービス、デジタル決済など、関連する商品・サービスを一体化させて運送事業者に提供することで、安全性、経済性、経済価値を最大化することを目指していく。
アマゾン社と協業
