DICは8月30日、データサイエンスで企業と社会の課題を解決するDATAFLUCTと、プラスチック包装容器のリサイクル製品の購⼊および回収協⼒を促すアプリケーションサービスの開発を通じた⽣活者の⾏動変容に向け協業を開始したと発表した。
今回の協業で両社は、循環型社会の共創のため、⽣活者がプラスチック包装容器などのリサイクル製品の購⼊およびリサイクルのための資源回収を促進するためのアプリケーションサービスの開発を⽬指す。具体的には、同社が保有するプラスチックリサイクルに関する先進的な技術やノウハウと、DATAFLUCTが保有する⽣活者向けのCO2排出量の可視化(管理・削減・カーボンオフセットできる)サービスおよび⽣活者の⾏動変容に関する分析データなどを相互に活⽤したサービスを開発する。
今回の協業は、「循環型リサイクルの取り組みを、⽣活者に働きかけることで加速させ、循環型社会を実現したい」という両社の思いが⼀致し、両社の知⾒・実績・プロダクトを合わせることによって相互補完・シナジー効果が⾒込めることから実現した。⼩売店で資源回収対象となっている各種包装容器について、「リサイクルで製造された包装容器に⼊った商品」の購⼊促進と、使⽤済み包装容器の回収促進につながる⽣活者向けアプリケーションサービスの開発に取り組んでいく。
同取り組みでは、リサイクル素材を採⽤した包装容器などに⼊った商品を購⼊した場合に、その購買⾏動をデータとして記録し、個⼈の貢献を「環境価値」としてアプリケーション上で可視化する。また、使⽤済み包装容器を廃棄せず、各店舗の回収ボックスへ各種包装容器を⼊れた⾏動も記録し、購⼊時の仕組みと同じく、個⼈のリサイクルへの貢献を環境価値としてアプリケーション上で可視化する。廃棄した場合に排出されるCO2をどれだけ削減できたかなどの情報も表⽰する。⽣活に⾝近な⾏動がどのようにCO2排出と結びついているのか可視化し、簡単に⾒られるようにすることで、⽣活者が環境に配慮した商品を購⼊、容器の回収に協⼒というアクションを起こしたくなるアプリケーションサービスの開発を⽬指す。