ゴム・樹脂ともに原材料価格の高騰などを理由に製品価格の値上げを表明する企業が相次いでいる。クラレは9月1日、PVB樹脂「モビタール」について、2022年10月1日出荷分よりグローバルにて価格改定すると発表した。
価格改定幅は、低重合度銘柄(B14S、B16H、B20H、BA20S)の日本はプラス180円以上/キロ、アジアパシフィックはプラス1400US以上/t、北中南米はプラス1400US以上/t、中東・アフリカはプラス1400US以上/t、ヨーロッパはプラス1400EUR以上/t。上記以外その他銘柄の日本はプラス140円以上/キロ、アジアパシフィックはプラス1000US以上/t、北中南米はプラス1000US以上/t、中東・アフリカはプラス1000US以上/t、ヨーロッパはプラス1000EUR以上/tとなっている。
UBEは9月5日、原材料等の価格高騰を受け、ナイロン6樹脂の価格改定を行うことを決定し、ユーザーとの交渉を開始すると発表した。実施時期は9月15日出荷分からで、価格改定幅は+80円/kg。
デンカは9月5日、スチレンモノマーについて、11月1日納入分より+4円/kg値上げすると発表した。
DICは9月8日、エポキシ系可塑剤の価格について、9月19日納入分より値上げを行うと発表した。
対象製品と価格改定幅は、エポキシ化大豆油(ESBO)のローリーが35円/kg、エポキシ化大豆油(ESBO)の缶、ドラムが40円/kgとなっている。
2022年09月14日