三井化学がタフマー増強 シンガポールに新設プラント

2022年09月07日

ゴムタイムス社

 三井化学はシンガポールにある100%子会社の三井エラストマーズシンガポール (MELS)が生産する高機能エラストマー「タフマー」のプラントを新設し生産能力を増強する。新設プラントの生産能力は120千トン年(既存設備の生産能力は225千トン年)で、スケジュールは2024年度中完工(予定)としている。

 タフマーは、樹脂の性質を飛躍的に向上させる樹脂改質材、軟質成形材料。柔軟で軽量な特長を有していることから、太陽電池関連部材、包装資材、エンジニアリングプラスチック改質材、スポーツシューズ、自動車用部品など幅広い分野で使用されている。
 タフマーの需要は世界経済の成長とともに堅調に推移しており、循環経済実現へ向けた対応やクリーンエネルギー導入の活発化を背景にさらに増加することが見込まれている。これらニーズに応えるタフマーの供給を通して変化をリードし、未来に貢献するグローバル・ソリューション・パートナーとして持続可能な社会を創造していく。

シンガポールタフマー既存プラント

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