協和化学工業(香川県高松市、木下幸治社長)はこのほど、事業の更なる発展を目的として10 月1日付で事業活動を行う管理部門を分割準備会社のセトラスホールディングス㈱に承継し、医薬品事業を完全子会社マグミット製薬㈱に承継すると発表した。社名のセトラスホールディングスは、瀬戸内海のセトに、地球を支えるギリシャ神話の神アトラス、世界地図などをイメージさせるアトラスのラスを組み合わせた。
また、同日より同ディングスではグループ全体の経営管理を行い、事業会社である協和化学工業とマグミット製薬は従来どおりに活動を続けていく。持株会社体制への移行により、意思決定および実行の迅速化に努め、グループとして一層の企業価値向上を図るべく努めていく。
同ホールディングスは傘下の事業会社の持株会社というだけではなく、ホールディングス内にセトラスラボという研究開発組織を持ち、課題解決型にとどまらず価値提案型の新規事業も積極的に展開していく。その拠点として24年の完成を目指し「イノベーションセンター」の建設も進めていく考えだ。