ポリプラスチックスは9月13日、このほど「エンプラ(POM)の3Dプリント技術を確立―金型レス・開発スピードUPに貢献する新規成形ソリューション―」を自社サイトに公開したと発表した。
同社はDURACON POMのフィラメント材を使った材料押出(MEX)方式3Dプリント(3DP)技術を確立した。同技術は3DP造形品でありながら射出成形品に近い物性を発現可能なため、金型不要で物性・機能・耐久性等の予備評価にも適用でき、製品開発サイクルの高速化に貢献する。
同社ではPOMのグレード選定の適正化と結晶化挙動に最適化された造形条件との組み合わせにより、DURACON POMのMEX方式3DP技術の確立を目指した。同技術では、3DP造形品でありながら射出成形品に近い物性の発現が可能で、単なる形状確認のみならず、物性・機能・耐久性等の予備評価に適用することも可能となる。同社は、製品開発の現場における開発サイクルの高速化に貢献できるほか、極小ロットのカスタム製品等の製造工程への適用が期待できるとしている。