三洋貿易(東京都千代田区、新谷正伸社長)のゴム事業部の22年9月期(21年10月~22年6月)は、売上は前年同期比20%増で推移している。分野別では、自動車部品向けのゴム材料は前年並み。ただ、自動車各社が生産調整を継続するなかで、直近の6月、7月はゴム材料の出荷数にも調整など幾分影響がみられた。一方、建機向けほか、半導体や電機、OA、医療なども全般的に順調に推移している。
海外拠点の現況でみると、アセアンの中心拠点であるタイは順調だ。タイは、バンコク事務所に続く拠点として20年11月にレムチャバン(チョンブリ県)事務所を開設した。現在、同事務所はゴム事業部2名と産業資材部3名の営業人員が在籍しているが、ゴム、産業資材では日系向けを中心に順調に