ファインケミカル商社特集 加藤産商 原料の安定供給に向けた活動に力 仕入先、ユーザー先の変化に機敏に対応

2022年09月20日

ゴムタイムス社

 加藤産商(東京都中央区、加藤進一社長)の22年9月期(21年10~22年6月)は順調に推移し、売上は前年同期を上回る状況にある。国内は、自動車メーカーの生産調整の影響から、新車向けの部品の需要は伸び悩みがみられる。一方、中古車向けの部品で使われる原料需要は好調だ。部品不足に伴う新車納入が遅れから中古車市場が活況なためで、「従来とは異なり自動車向けは濃淡が鮮明となっている」(同社)。また、半導体や家電、医療関連など自動車以外については、全般的に堅調に推移している。

 海外拠点の現況は、中国の商社部門は上海ロックダウンをそれほど大きく受けることなく、売上は前年並みを維持した。ただ、中国のゴム練り部門は上海

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