住友ゴム工業は9月7日、神戸国際展示場(神戸市中央区)とアリストンホテル神戸(同)で第12回DTS全国TB作業コンテストを開催した。全国の直営店とダンロップタイヤショップグループ(DTS店)から地区予選会を勝ち抜いた12人がトラック・バス(TB)タイヤの交換作業の技術力などを競い合い、ダンロップタイヤ中部の尾崎敬介氏が優勝した。
実技会場では、タイヤ国内リプレイス営業本部や販売会社、過去のコンテスト優勝者の合計15人の審査員を前に出場者が実技を行った。
実技審査では、「日常の作業で発生しうるヒューマンエラーの撲滅を目指す」をテーマとして選定。作業時の不備要因と保守管理要因を中心に訴求した。具体的には①作業者同士の申し送り、②お客様からの問い合わせ対応による作業中断、③作業完了後の点検、④作業完了報告の順で行われた。審査項目は作業力、接客力、リピート力、作業時間(残時間は加点方式)の4点。作業力では、対応力、安全性、ルール遵守を審査ポイントとし、作業依頼に対する即戦対応力、作業途中からの引継ぎ対応、お客様の声掛け対応を確認。安全性では作業時の安全行動を確認、ルール遵守ではマニュアルに沿った作業が行われているかを確認した。
接客力では丁寧さをポイントとし、お客様への説明・安全訴求、点検促進を審査した。リピート力では安全・安心作業をポイントとしてまた作業を依頼したいかなどが審査した。作業時間は28分で打ち切りとなり、無駄なくスムーズな行動ができているかを審査した。
実技試験は販売会社や出場先のDTS加盟店にオンラインでライブ配信した。出場者の作業レベルを動画で共有し、安全作業をセールス活動のサービス訴求につなげる。
優勝者の尾崎氏は「優勝をきっかけにこれからは若手社員へTB作業の基本を伝え、作業力の底上げしたい」などとコメントした。
2022年09月17日