横浜ゴム・従業員基金が寄付 災害救助犬ネットワークへ

2022年09月20日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月16日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が2022年8月、災害救助犬の育成および救助隊との連携訓練を行う「災害救助犬ネットワーク」へ活動支援金を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は30万円となる。

 「災害救助犬ネットワーク」は、周辺地域から被災地へ災害救助犬を速やかに投入するために組織のネットワーク化、連携強化を目指し設立されたNPO法人で、災害救助犬はこれまでに平成30年7月豪雨(西日本豪雨)や熊本地震、広島土砂災害などでの捜索活動に従事している。「YOKOHAMAまごころ基金」では災害義援金だけでなく、「災害への備え」に重点を置く同社の取組みに沿った活動として支援を決定した。今回の支援金は、災害発生時に備えて平常時に災害救助犬が訓練する施設の造作費用に使用される。

 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に、2016年5月に設立された。

 同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。

 

活動に参加する救助犬

活動に参加する救助犬

 

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