横浜ゴム・従業員基金が寄付 かながわ筋電義手バンクへ

2022年10月03日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは9月29日、同社の従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」が同月、「神奈川県総合リハビリテーション事業団」が設置した「かながわ筋電義手(きんでんぎしゅ)バンク」へ活動支援金を寄付したと発表した。同社はマッチングギフトとして支援金と同額を寄付し、支援合計金額は100万円となる。

 「かながわ筋電義手バンク」は、障がいのある方々の社会参加に向け総合的なリハビリテーションサービスを提供する「神奈川県総合リハビリテーション事業団」により、筋電義手を必要とする方々への支援の一環として2022年に設置された。今回の支援金は、リハビリテーション施設で訓練用筋電義手を用意し、神奈川県および東日本地区における筋電義手の普及活動に使用される。なお、「YOKOHAMAまごころ基金」では2017年、2020年に「兵庫県立福祉のまちづくり研究所」が設置する「小児筋電義手バンク」に支援金を寄付するなど筋電義手の普及活動を継続的に支援している。

 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり、給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に、2016年5月に設立された。

 同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のESG経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げており、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていくとしている。

 

筋電義手バンクへ寄付

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