豊田合成は9月30日、同社が開発中の「アクセルレバー付きハンドル」が、10月5日から3日間にわたって東京ビッグサイトで開催される国際福祉機器展において、トヨタ自動車が紹介する福祉車両コンセプト「C+pod plus Concept」に搭載されると発表した。
同ハンドルはグリップ部の内側にアクセルレバーを搭載しており、ハンドルの操作だけで車の進行を可能にすることで、車いす利用者など下肢が不自由なドライバーでも安心して運転できる。同社が培ってきた「人間工学に基づくグリップ形状などの設計技術」の活用により、握りやすく、長時間アクセルレバーを押していても疲れにくい構造を実現、また、従来の円形ハンドルと異なり上下のグリップ部分をなくすことで、車室内スペースの拡大とスタイリッシュなデザインに貢献している。
同社は今後も、すべての人が安心して運転できる「ユニバーサルデザインのハンドル」の開発に取り組んでいくとしている。