住友ゴム工業は10月7日、モータースポーツ用タイヤを製造する名古屋工場にて、従業員による社会貢献・交流活動である「GENKI活動」の一環として、モータースポーツイベントを4日に開催したと発表した。
同イベントでは、2日に行われた「SUPER GT 第7戦オートポリス」を戦った直後の「TEAM Red Bull MUGEN Honda NSX―GT」の車両展示に加え、田中洋克監督・笹原右京選手・大湯都史樹選手によるトークショーが実施された。また、日頃の疑問を選手に直接聞くことができる質疑応答の場も設けられた。会場には、名古屋工場製のタイヤを装着した車両を見ようと多くの従業員が集まった。
同社のモータースポーツ活動では、今年より10月の「ピンクリボン月間」に合わせ、ダンロップロゴマークを黄色からピンク色にすることで乳がん啓発活動を応援しており、社内への啓発も兼ねて、この日の展示もピンク色で実施された。「ピンクリボン運動」へ募金をした従業員には、「TEAM Red Bull MUGEN」の選手から、サイン入りのルビー色レッドブルが手渡された。
同社は、2023年以降も、「ピンクリボン月間」にダンロップロゴマークをピンク色にすることで啓発活動を継続していく予定としている。
10月1日の「ピンクリボンデー」にオートポリスでスタートした「2022 AUTOBACS SUPER GT」の第7戦でも、同社はダンロップロゴマークをピンク色にし、大きな反響があった。キャッチーな色は、多くの人に「ピンクリボン運動」を知ってもらうきっかけとなった。
また、同社の各工場ではかねてより社内および取引先向けに工場見学を実施してきたが、コロナ禍では来場が難しいことから、名古屋工場と宮崎工場で新たにオンライン工場見学の運用を開始した。
名古屋工場では、コロナ以前から来場者の理解を深めるための動画制作を企画していたが、コロナが流行したためオンライン工場見学の実施にいたった。同動画は2020年にスタートし、4名の女性従業員で立案・撮影・編集の全てを担っている。