東拓工業は10月1日、土木資材全般の設計価格について現行価格の15%程度アップすると発表した。対象製品は土木資材全般(ポリメタルスーパー、TACパイプA型、TACパイプF型、TACハイウェイ、TACプレス、トータクドレンN、TACアミーゴの製品本体、継手、部品など)。設計価格改定は現行価格の15%程度アップ(一部製品や部品については単価調整のため15%を超える場合がある)としている。改定時期は12月1日出荷分からを予定している。原油・ナフサならびに各種原材料については、世界経済の回復と政治情勢の不安を背景に高騰し、供給がタイトになっている。原材料メーカーからは度重なる値上げの実施と更なる値上げ交渉が継続されている。また、電力、物流、梱包資材などあらゆるユーティリティーコストも更に上昇している。同社では、生産の合理化や省力化、諸経費の節減等を重ねて取り組んできたが自助努力の範囲を超えており、製品の安定供給並びに事業を継続維持するため価格改定をせざるを得ない状況と判断した。
2022年10月12日