フッ素ゴムや合成樹脂などのコンパウンド事業と、発泡体事業の2本柱で展開する三福工業(栃木県佐野市、三井福太郎社長)。
22年度上半期の需要動向を振り返ると、コンパウンド事業では、樹脂コンパウンドは原材料のコスト高騰をはじめ、ユーティリティコストの上昇、機械の老朽化の影響などで収益面が厳しかった。一方、フッ素関連では、前期はフッ素樹脂の発泡体が需要増だったが、今期は特にフッ素ゴムが産業機械や半導体分野で動きが良かったほか、新規顧客も伸長した。ただし、原材料の高騰やユーティリティコストの上昇などの影響で、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況
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