企業特集
生分解性材料の商品展開進める 研究所での技術開発にも注力
ハイケム
1998年の設立以来、日本・中国の架け橋として化学品の貿易事業やC1ケミカル事業、生分解性材料事業を手掛けるハイケム(東京都港区、高潮代表取締役)。同社の生分解性プラスチック事業の強みや今後の事業方針などについて高裕一サステナベーション本部に聞いた。
◆生分解性材料事業について。
生分解性材料事業の取り組みを始めたのは2018年ごろから。現在はPLA(ポリ乳酸)を始め、PBAT、PHBVなど7種類の生分解性プラスチックを取り扱う。いずれも中国の生分解性プラスチックメーカーと提携しており、PLAは2020年に中国最大のPLAメーカーである安徽豊原集団有限公司へ事業投資すると同時に事業戦略パートナーシップ契約を締結した。
PLAでは成形品やフィルムのみならず、繊維への展開を進めている。繊維関連では