手袋や長靴などをPR ツールジャパンなどに出展

2022年10月17日

ゴムタイムス社

 世界中から園芸・造園に関する商材が出展される国際商談展「第16回 国際 ガーデン&アウトドア EXPO」と「第12回 ツールジャパン」が10月12~14日、千葉市の幕張メッセで開催され、ゴム靴メーカーを中心にゴム関連企業も出展した。

◆福山ゴム工業
 農作業に特化した長靴「ノーカーズシリーズ」の「ノーカーズ-008」や新商品の「ノーカーズ♯003」などを出品した。
 ノーカーズ-008は農家の方のニーズの応える形で開発された暑熱対策長靴で、製品カラーを従来のブラックからホワイトやグレーに変更したことで従来品よりも内部の温度がー8℃低下した。ノーカーズ♯003は耐アルカリ特殊ゴムを配合していることから石灰系肥料やセメントを使用する場面でも高い耐久性を持つ。靴の底面に土が入りにくいフラットソールを搭載していることも特徴だ。
 また、同社はインスタグラムなどのSNSを通じて、自社製品を実際に使用している場面を紹介している。「実際に製品を装着する場面を見たお客様が使用感などのイメージを持ってもらえる機会になってほしい」(同社)。

福山ゴム工業

◆アトム
 今年の12月発売予定の「グリーンマスターシリーズ」の新アイテム「グリーンマスターアクティブ」や、防水ゴムタビ「快足ゴムタビW」などを紹介した。
 グリーンマスターアクティブは伸縮性の高いゴム生地を使用しているため足首を柔軟に動かすことができる。軽量であることから長時間の作業でも疲れにくいことも特徴だ。履き口には撥水性のフードが搭載されており、水や異物の混入をガードしている。踵上部や両側面が補強されたことで耐久性も向上している。快足ゴムタビWは柔軟性のある天然ゴムを使用しており、足首を自由に動かせることから作業効率の向上につながる。また、開閉ファスナーと面ファスナーの2つのファスナーを搭載したWファスナー設計によりふくらはぎのフィット感を調節することができる。

アトム

◆丸五
 「マンダムシリーズ」の新規グレード「マンダム♯60」や、耐滑底を採用した作業靴「ウルトラソール♯72」などをPRした。
 マンダム♯60は農作業や水回り作業向けに開発されたフード付きのブーツ。PVC素材の靴部分に加えてフード部分もポリエステルを使用していることからゲリラ豪雨にも対応できる高い防水性を持つ。フード部分は伸縮自在なことから履き口の高さを自由に調整でき、コンパクトな収納を可能としている。

 

丸五

 
 

◆知智プラン
 同社を代表する製品である防水手袋「防水ネオプレーングローブ」などを実演を交える形で紹介した。
 防水ネオプレーングローブは防水性と保温性に優れた防寒手袋。農作業や水産現場、アウトドアなどの場面での使用を可能としている。ブースでは実際に手袋を装着した状態で来場者に氷水に手を入れたり、マイナス70℃のドライアイスを持ってもらうことで断熱性と防水性をアピールした。

知智プラン

◆リピープラス
 看板商品の「リピーボード」を始め、リバーシブル軽トラ荷台エコマット「つるピタマット」などを中心に出品した。
 リピーボードは再生プラスチック製の軽量敷板。敷鉄板と比較して軽量なことから設置・撤去作業を容易に行えることが特徴だ。180℃曲げても割れない柔軟性があることから地形に合わせた設置も可能としている。また、同製品のシリーズにはより軽量な薄型タイプであるリピーボードライトも取り揃えている。

 

リピープラス

◆ハンボ
 同社が開発した超高機能ポリエチレン繊維「METALQ」及びMETALQを使用した耐切創手袋の開発品などを展示した。
 METALQは、国際特許取得の炭素系超高分子技術を応用した高機能人工繊維で、高強度かつ超軽量、高耐久性を特長としている。繊維内部に炭素系材料を配合しているため、ガラス繊維や金属繊維を巻き込まなくても単独で高い耐切創性を発揮し、軽くて薄く強くて柔らかい製品に応用が可能となっている。
 今回展示された耐切創手袋の開発品は耐切創レベルF6の高い耐切創性に加えて、1インチ当たり13本の編針が編み込まれた13ゲージの網目が指先にフィットすることから素手に近い感触で作業をすることができる。また、静電防止や耐油機能を備えた耐切手袋の開発品も展示しており、展示会で出た意見を製品開発に活かしていくとしている。

 

ハンボ

 

全文:約1873文字

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー