東洋紡は10月13日、包装用フィルム製品の一部を11月1日出荷分より値上げすると発表した。
対象製品と改定幅(連・500㎡)は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)が300円/連(20μm換算)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)が300円/連(20μm換算)、リニアローデンシティ・ポリエチレンフィルム(LLDPE)が300円/連(20μm換算)、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)が400円/連(12μm換算)、二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)が400円/連(15μm換算)。
昨今、石炭や天然ガスなどのエネルギー価格が高止まりしている影響で、工場における燃料費や電力費などの製造コストが大幅に上昇している。また、ガソリン代や人件費など物流にかかるコストも引き続き高騰している。かかる状況下、同社では徹底したコスト削減に鋭意努力しているが、前回公表の価格改定以降もこれら諸経費の高騰が続いていることから、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断したためやむを得ず追加で価格改定を実施した。