東洋紡は10月13日、工業用フィルム製品について11月1日出荷分より、工業用フィルム製品全銘柄を現行価格より15%以上値上げすると発表した。
昨今の原油およびナフサ価格の高値水準の継続を背景に、工業用フィルム製品の原料価格の上昇が続いており、今後さらに原料価格が高騰することも懸念される。加えて、燃料費や電力費、物流経費などの諸経費も上昇し、製造コストを押し上げている。
このような状況下、同社では徹底したコスト削減に鋭意努力してきたが、前回公表の価格改定以降もこれら諸経費の高騰が続いていることから、現在の価格体系では顧客への安定的な製品供給が困難と判断し、価格を改定を決めた。