水平リサイクルを早期実用化 ブリヂストンが使用済タイヤで

2022年10月19日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは2050年に目指す循環型社会実現に向けて、タイヤの水平リサイクルを加速する。同社が10月17日に開いたタイヤの水平リサイクルに関するオンライン説明会で、「現在タイヤリサイクルの6割強を占めるサーマルリサイクルを2050年までにケミカルリサイクルへ転換する。また、2050年までに年60万tの使用済タイヤをリサイクルし、146万tのCO2排出量の削減を目指す」ことを明らかにした。
 説明会では、同社リサイクル事業準備室長の岸本一晃氏が同社が4月より始動した「エバータイヤイニシアチブの取り組みや今後の展望」について紹介し、同社先端材料部門長の大月正珠氏が「タイヤの水平リサイクルの必要性と技術課題」などについて説明した。
 エバータイヤイニシアチブは、リサイクル事業で使い終わった使用済タイヤ(資源)を原材料に戻し、タイヤの価値が循環し続ける社会の実現する意味を込めて名付けられた。岸本氏は「エバータイヤイニシアチブを

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