東ソーは1986年に国内初のPPS(ポリフェルレンサルファイド)の生産を開始したパイオニアメーカー。同社の四日市事業所で生産する「サスティールPPS」は、ニートレジンの生産能力が年2500t、コンパウンドが年4200t。需要先の6割は自動車向け、残り4割は電気電子部品、機械部品、家電、OA機器などとなっている。
サスティールの需要動向は、自動車生産の回復を受け、前期21年度は前年度比15%増と回復した。一方、今期(22年度)の足元(上期)は急回復した21年度上期に比べて落ち込んだ。半導体の部品不足による自動車減産の影響に加え