凸版印刷は、透明バリアフィルムを軸とした総合バリア製品ブランド「GL BARRIER」シリーズの新しいラインアップとして、液体内容物向けのポリエチレンモノマテリアルバリアパッケージを開発した。
新製品は「GL BARRIER」の蒸着、コーティング技術を活かし、ポリエチレンでは困難だった蒸着加工が可能となり、従来のポリエチレンモノマテリアルパッケージに比べて高いバリア性が実現されている。一般的なポリエチレンモノマテリアル構成では各種物性の面で課題のあった高水分・液体の内容物にも対応し、液体製品用途としての落下強度にも優れており、ボイル殺菌が可能で、より幅広い用途での使用が可能となった。
また、モノマテリアル構成のためリサイクル適性が高く、強度と環境適性が両立されている。本製品開発により、欧米で先行するモノマテリアルの需要に対応した「GL BARRIER」のラインアップが更に拡充された。
今後は食品メーカーやトイレタリーメーカーを始めとした幅広い業界に向け、全世界で2023年春頃よりサンプル出荷を開始し、2023年中の本格的な販売開始を目指す。