エボニック ジャパンは10月26日、伊勢原工場の操業50周年を祝う記念式典を25日に開催したと発表した。関係者約40人が節目を祝った。
同社伊勢原工場は、エポキシ樹脂用硬化剤およびポリウレタン添加剤等の高機能材料の生産拠点として、生産技術を長年育んできた。環境・安全衛生・品質(ESHQ)活動を主軸として日々の生産活動を実施し、1988年9月より連続無災害記録を継続している。
記念式典では工場の益々の発展を祈念した神事を執り行い、記念植樹が行われた。
伊勢原工場は、1972年に三和化学工業伊勢原工場としてエポキシ用ポリアミドベース硬化剤(Sunmide)の製造を開始した。2003年4月に米エアープロダクツ社による三和化学工業の買収によりエアープロダクツの傘下に入り、2004年8月、三和化学工業をエアープロダクツ ジャパンへ統合、エアープロダクツ ジャパン 伊勢原工場となる。2017年1月、エボニック インダストリーズによるエアープロダクツ社PMD部門の買収により、エボニック ジャパン伊勢原工場となった。
フロリアン・キルシュナー同社代表取締役社長は、「伊勢原工場は1972年に製造を開始して以来、多くのお客様に支えられ、50周年という大きな節目を迎えることができた。さらに、今年8月31日には連続無災害記録34年を達成している。この成果は、これまでの長きにわたる従業員の安全に対する取り組みと高い意識があったからこそ実現できた。従業員一同を誇りに思うとともに、これからもこの優れた取組を続け、グループを代表する安全が常に確保される工場として、お客様の期待に応える工場であり続けてほしいと思う」とコメントしている。