天然ゴムプロジェクト再開 住友ゴムがキックオフセレモニー

2022年10月28日

ゴムタイムス社

 住友ゴムグループの天然ゴム調達会社である「SUMITOMO RUBBER SINGAPORE PTE. LTD.」と天然ゴムの生産、流通を手掛けるハルシオン・アグリの天然ゴム加工会社である「PT.Hok Tong」は、9月にインドネシアのジャンビ州で、新型コロナウイルス感染症の流行で一時中断していたパイロットプロジェクトの再開にあたり、キックオフセレモニーを開催した。

 住友ゴムは天然ゴムのトレーサビリティおよび透明性向上への取り組みを推進するために、WWFのパイロットプロジェクトに参加していた。さらに生産者(農業者)の生活水準改善を目的に、ハルシオン・アグリと協働で天然ゴム農家の現状や原料の流通経路の調査と、農業者への研修、肥料の無償提供などの支援活動を行う。

 同社は、GPSNR(持続可能な天然ゴムのためのグローバルプラットフォーム)に参画するとともに、天然ゴムを持続可能な資源とするため、2018年11月に住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」の初版を策定、発表している。2021年8月には、天然ゴムの生産地域における森林破壊による環境問題や、労働環境における人権問題などへの取り組みをより一層推進すべく、住友ゴムグループ「持続可能な天然ゴム方針」を刷新している。

セレモニーの様子

セレモニーの様子

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