カワタの23年3月期第2四半期連結決算は売上高が78億4300万円で前年同期比7・2%減、営業損失が3800万円(前年同期は2億8900万円の利益)、経常利益が1億8500万円で同41・1%減、四半期純損失が3100万円(前年同期は1億5900万円の利益)となった。
セグメント別では、日本の売上高は55億9600万円で同10・0%増、営業利益は2億1400万円で同19・4%減となった。日用雑貨や容器・物流関連、新素材・食品シート関連を中心とした受注が堅調に推移していることや電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池関連の受注が堅調に推移した。ただ、販管費及び一般管理費の増加を吸収するまでには至らず減益となった。
東アジアの売上高は18億8500万円で同37・2%減、営業損失は1億6400万円(前年同期は4400万円の利益)。引き続きEV向けのリチウムイオン電池関連並びにスマホ・VR用レンズ関連の受注は堅調に推移したが、中国のゼロコロナ政策に伴う上海市のロックダウンにより一時的な工場の操業停止の影響を受けた。
東南アジアの売上高は8億4800万円で同1・8%増、営業損失は1200万円(前年同期は400万円の営業利益)となった。
北中米の売上高は8700万円で同7・4%減、営業損失は5900万円(前年同期は3800万円の損失)となった。
23年3月期連結業績の通期予想は当初予想を修正した。それによると売上高は196億円で同6・6%増、営業利益は7億9000万円で同3・9%増、経常利益は10億円で同10・7%増、当期純利益は5億7000万円で同5・4%増を見込んでいる。
2022年11月02日