豊田合成の2023年3月期第2四半期決算は、売上収益が4542億1400万円で前年同期比17・3%増、営業利益が122億6700万円で同5・6%減、税引前利益が140億9200万円で同5・7%増、四半期利益が82億3500万円で同8・8%減となった。
売上収益については日本での半導体不足等による主要顧客の減産はあったものの、海外での生産回復や円安による為替影響等により増収となった。
セグメント別では、日本の売上収益は1836億円で同5・9%減、セグメント損失は22億円(前年同四半期は60億円のセグメント利益 )となった。利益については減販影響や製品構成の悪化、子会社の固定資産減損に伴う一過性の損失等により損失となった。
米州では、顧客の生産回復や円安による為替影響等により、売上収益は1574億円で同39・1%増、セグメント利益は60億円で同132・6%増となった。
アジアの売上収益は、中国やタイ、インド等各地域での顧客の生産回復や円安による為替影響等により1367億円で同41・4%増、セグメント利益は96億円で同113・9%増となった。
欧州・アフリカでは、円安による為替影響等により、売上収益は133億円で同3・2%増、セグメント損失は9億円(前年同期は2億円のセグメント損失)となった。
2023年3月期通期の連結業績予想については、円安による為替影響などを反映し売上収益の予想を上方修正(利益は据え置き)した。2023年3月期の売上収益は9200億円(前回発表から600億円増)で前期比10・8%増、営業利益が430億円で同25・8%増、税引前利益が440億円で同16・7%増、親会社の所有者に帰属する当期利益が275億円で同17・8%増を見込んでいる。
2022年11月02日