住友理工の2023年3月期第2四半期決算は、売上高が2556億900万円で前年同期比22・7%増、事業損失は8億9400万円(前年同期は1億200万円の利益)、営業損失は16億2100万円(前年同期は1億1700万円の損失)、税引前損失は15億7200万円(前年同期は4億8100万円の損失)、四半期損失は47億9400万円(前年同期は34億8000万円の損失)となった。
事業セグメント別では、自動車用品の売上高は2264億8300万円で同26・3%増、事業損失は19億8400万円(前年同期は20億6900万円の損失)となった。外部顧客への売上高は、サプライチェーン混乱の緩和などにより、前年同期比で主要顧客の生産台数が増加したことに加えて、円安の進行による為替換算の影響もあり増収。一方、原材料価格や物流費高騰などの影響を受けて損失となった。
一般産業用品の売上高は291億2600万円で同期比0・3%増、事業利益は10億9000万円で同49・8%減となった。高圧ホースは、第1四半期における中国ロックダウンなどの影響により、前年同期比で減収となった。また、プリンター向け機能部品も主要顧客の出荷台数減少により、前年同期比で減収となった。一方、インフラ分野においては橋梁用ゴム支承の受注増加により、前年同期比で増収となった。利益は顧客の減産や原材料価格高騰などで減益となった。
所在地別では、日本の売上高は956億円で同3・4%増、事業損失は14億円(前年同期は3億円の損失)、米州の売上は691億円で同51・7%増、事業損失は35億円(前年同期は45億円の損失)、アジアの売上高は933億円で同23・5%増、事業利益は61億円で同1・9%増、欧州その他の売上高は285億円で同22・3%増、事業損失は20億円(前年同期は10億円の損失)となった。
2023年3月期通期業績は、売上高は5400億円で前期比21・1%増、事業利益は120億円で同85・5%増、営業利益は100億円で同800・9%増、当期利益は27億円を見込んでいる。
2022年11月07日