三菱ケミカルグループは11月2日、フィルム製品について価格改定を実施すると発表した。
対象製品は二軸延伸ポリスチレンシート(OPS)「サントクリア」「ソフトクリア」で、改定幅は+10円/kg以上で11月21日分からとなっている。
原油価格をはじめとするエネルギー費用の上昇等を背景に、原材料であるポリスチレン樹脂は高騰を続けており、事業収益を大きく圧迫している。同社グループは継続的なコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系では安定的な製品供給が困難と判断し、今年の6月に表明した価格改定に追加する形で改定を実施することを決定した。