GSIクレオスの2023年3月期第2四半期連結決算は、売上高が605億800万円で前年同期比15・0%増、営業利益は11億2300万円で同6・5%減、経常利益が12億8100万円で同6・2%増、四半期純利益が9億900万円で同2・7%減となった。
セグメント別では、ケミカルの売上高は59億7500万円で同15・5%増、営業利益は3億700万円で同5・5%増となった。機能性樹脂・フィルムの取引が国内の需要増を背景に伸長し、塗料原料の取引が海外の需要を取り込み堅調に推移した。
ファイバーの売上高は303億8600万円で同11・3%増、営業利益は5000万円で同69・1%減となった。アジアにおけるインナー用機能糸・生地の取引は前年並みに推移したが、売上高は海外売上高が為替変動により増加した。
アウターの売上高は80億9700万円で同37・5%増、営業利益は4億1600万円で同125・6%増となった。製品のOEM・ODM取引や欧米アパレル向け生地の輸出取引が個人消費の持ち直しを背景に増加した。
インナーの売上高が58億7300万円で同7・9%増、営業損失は1億3800万円(前年同期は1億3500万円の営業利益)となった。個人消費の持ち直しを背景に売上高は回復基調にあったが、利益面では原材料価格の高騰や急激な円安の影響を吸収しきれなかった。
セミコンダクターの売上高が53億8400万円で同37・3%増、営業利益は4億8900万円で同77・6%増となった。堅調に推移した世界の半導体需要を背景に、半導体関連部材の取引が好調に推移した。また、前期に連結子会社化したGSI Creos Technology(China)も寄与した。
ホビー&ライフの売上高が24億6600万円で同19・0%減、営業利益は2億8700万円で同26・6%減となった。ホビー関連の取引が、巣ごもり需要が一服したことに加えて中国ロックダウンの影響により減少した。
2023年3月期の通期連結業績予想は、売上高は1170億円で前期比4・6%増、営業利益が24億円で同19・5%増、経常利益が24億円で同27・5%増、当期純利益が17億円で同3・8%増を見込んでいる。
2022年11月08日