クラレは11月4日、10月30日から11月2日にかけて福岡コンベンションセンターで開催された第15回エコバランス国際会議において、「PSA(ポートフォリオ・サステナビリティ・アセスメント)を用いた製品ポートフォリオの持続可能性評価」をテーマに、米国のESGソフトウェアおよびコンサルタント会社「Sphera」と共同発表を行ったと発表した。
エコバランス国際会議は、製品やサービスのライフサイクルにおける環境負荷低減を目指した研究・調査などについて講演や発表が行われる会議で、1994年から日本で隔年開催されている。
同社の発表テーマであるPSAは、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)がさまざまなセクターの企業に向けて、持続可能な製品ポートフォリオの構築を可能とするために開発した評価システム。化学業界向けの専用ガイドラインがあり、同社はこれに準拠した「クラレPSAシステム」をSphera社の支援を受け構築した。
同社は日本を含むアジア地域でPSAを導入した初の企業で、エコバランス国際会議は日本・アジア地域でグローバルに活動を行う企業等にPSAを紹介できる機会ととらえ、今回の発表を行った。