NOKは11月10日、鶴正雄社長らが出席し23年3月期第2四半期業績の概要や23年3月期通期業績見通しを説明した。23年3月期第2四半期売上高は3527億6900万円で同8・8%増、営業利益は61億1700万円で同58・9%減、経常利益は165億6100万円で同24・1%減、四半期純利益は101億8500万円で同21・7%減となった。
セグメント別では、シール事業の売上高は1714億2300万円で同3・7%増、営業利益は87億1500万円で同52・3%減となった。自動車向けは第1四半期は中国のロックダウンや半導体などの部品不足の影響を受けたが、為替変動や原材料価格の高騰に伴う売価転嫁の影響が大きく販売は増加した。一般産業機械向けは建機向けで中国のロックダウンの影響があったが、国内の工作機械・ロボット向け等の需要は堅調だった。
電子部品事業の売上高は1666億2200万円で同14・0%増、営業損失は34億1200万円(前年同期は39億9500万円の損失)。中国のロックダウンや半導体等の部品不足の影響があったが、自動車向けや高機能スマートフォン向けの需要は増加した。
その他事業の売上高は147億2400万円で同13・9%増、営業利益は8億2100万円で同36・7%増。特殊潤滑剤の需要が減少する一方、事務機向け製品で需要回復や為替変動の影響が大きく、販売は増加した。
23年3月期通期業績見通しは10月25日に修正を行った。売上高は
2022年11月14日