アキレスの2023年3月期第2四半期決算は、売上高が408億円で前年同期比12・0%増、営業損失が1億200万円(前年同期は6億800万円の営業利益)、経常利益が4億8900万円で同42・8%減、四半期純利益が1億6600万円で同67・7%減となった。
シューズ事業の消費財の売上高は53億4300万円で同4・3%増、セグメント損失は5億6400万円(前年同期は4億2500万円のセグメント損失)となった。
プラスチック事業全体の売上高は213億1800万円で同20・3%増。セグメント利益は13億7600万円で0・5%減となった。プラスチック事業の中間財の売上高は199億9700万円で同20・7%増。車輌内装用資材は、半導体不足等による自動車メーカーの生産が国内では回復基調に推移したものの、北米・中国市場における減産継続の影響により、前年売上を下回った。化成品は、中国でのロックダウンや欧州エネルギー事情などの影響により、国内外でエレクトロニクス用、エクステリア用フィルムが苦戦したが、北米での医療用フィルムの販売が大きく伸長し、前年売上を上回った。建装資材は、床材、壁材ともに新柄が好調に推移し、前年売上を上回った。
消費財の売上高は13億2000万円で同14・3%増。防災対策商品は、エアーテントが伸び悩んだが、米国向けゴムボートの販売が好調に推移し、前年売上を上回った。
産業資材事業全体の売上高は141億3800万円と同4・0%増となった。セグメント利益は、原材料価格や物流費の上昇等の影響により、4億2000万円で同51・0%減となった。
産業資材事業の中間財の売上高は137億1100万円で同3・7%増。ウレタンは寝具用ならびに車輌用が低調に推移し、前年売上を下回った。断熱資材は、戸建住宅向けのボード製品をはじめ、パネル製品、システム製品、スチレン製品が伸長し、前年売上を上回った。工業資材は、半導体分野向けウエハー搬送用部材が国内、海外向けともに好調に推移し、前年売上を上回った。
23年3月期の通期業績予想は、売上高は860億円で同13・2%増、営業利益は1億円で88・3%減、経常利益は8億円で49・8%減、純利益は2億円で86・9%減を見込んでいる。
2022年11月14日