カネカの生分解性ポリマー採用 JAL機内販売用袋に

2022年11月15日

ゴムタイムス社

 カネカは11月14日、カネカ生分解性バイオポリマー・グリーンプラネット製のショッピングバッグが、日本航空(JALグループ)に採用されたと発表した。

 グリーンプラネットは、石油資源に依存しない、環境にやさしいソリューションを提供したいという思いを原点に同社が開発した100%植物由来の生分解性バイオポリマー。幅広い環境下で優れた生分解性を有し、土壌中に加え海水中でも容易に分解しCO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献する。

 JALグループは豊かな地球を次世代に引き継ぐため、客室やラウンジで提供する使い捨てプラスチック用品について、2025年度までに新規石油由来品を全廃する目標に挑戦している。本取り組みの実施にあたり、同社の100%植物由来の生分解性バイオポリマー・グリーンプラネット製のショッピングバッグが採用された。11月下旬より国際線・国内線の機内販売で使用される。

 またグループ会社のJALUXが運営する全国24空港71店舗(2022年10月末現在)の「BLUE SKY」では、昨年導入されたグリーンプラネット製のショッピングバッグのさらなる展開として、レジ袋・紙袋製を除く大部分のバッグが、11月から順次グリーンプラネット製に変更される計画となっている。

 同社は今後もJALグループとの連携を強化しながら、グリーンプラネットの普及を通じてサステナブルな社会の実現を目指していくとしている。

バッグ(イメージ)

バッグ(イメージ)

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