バンドー化学は11月14日、独自の撥水技術を活用したコンクリート型枠用撥水・透水シート、ウィルティアシートの開発を完了し、2022年11月からテスト販売を開始したと発表した。
同製品の開発の背景として、国内の土木業界は、慢性的な人材不足や高齢化といった課題を抱えており、施工品質の維持・向上、環境配慮とともに、施工作業のなお一層の効率化が求められている。同製品をコンクリート型枠工事で用いることで、コンクリート打設時に発生する表面気泡の抑制による品質向上、繰り返し使用できることによる省資源化、さらには微粘着加工による施工性向上が期待できる。
同製品の特長は、優れた気泡抑制効果。独自開発の撥水コートと透水層を複合化した独自の構造によって、コンクリート打設後に発生しやすい表面気泡を抑制。表面気泡を抑制することで緻密性が増し、コンクリート表面の耐久性の向上につながる。
また、施工時の汚れが付きにくいため、繰り返し使用できる高い耐久性を有している。また、繰り返し使用しても高い表面気泡抑制効果を維持する。
さらに、微粘着加工を施しているため、コンクリート型枠への貼り付け作業が容易にでき、施工時の作業工数低減できる。