日東化工はこのほど、11月1日出荷分よりゴムシート製品全般およびマット製品全般について価格改定を実施すると発表した。
価格改定幅(値上げ幅)はゴム製品全般で30%以上アップ、マット製品全般は20%アップとなっている。
原材料価格高騰やユーティリティコストの上昇が続く中、同社は4月1日、7月1日にゴムシート製品で値上げを実施した。ただ、その後も原材料および可塑剤の値上がりはいまだ上昇が続いている。さらに、電力費などユーティリティコストも日々更新が続く。
このような環境下、同社では「自助努力だけでは製造および販売を維持することが困難」とし、価格改定を実施することとした。なお、ゴムシート製品については今年度3度目の価格見直しとなっている。
マット製品についても原材料価格およびユーティリティ、運送費など諸費用の増加により、製品価格の見直しを実施した。同社は「原料メーカーとの交渉や全社をあげたコスト低減に取り組むものの、自助努力で乗り切るのは難しく、安定的に製品供給を維持するためにも価格改定の見直しを実施することにした」としている。
なお、同社では「原材料価格やユーティリティコストが落ち着いてくれば、時期を見ながらゴムシート製品、マット製品価格を戻すことも検討する」と言及している。
2022年11月15日