住友理工、受賞論文を発表 SDGs学生小論文アワード

2022年11月17日

ゴムタイムス社

 住友理工は11月16日、「第8回SDGs学生小論文アワード」by住友理工の最終審査会を実施し、4賞計7本の受賞論文を決定したと発表した。募集テーマは「『パーパス』を起点に企業を変えるには~存在意義はなぜ必要なのか~」で、審査委員⾧には高村ゆかり氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)を迎え、厳正な選考・審査を経て決定した。

 SDGsや脱炭素、生物多様性の保全などが世界共通のルールとなる中、企業には表層的な取り組みではなく、存在意義の「パーパス」から見つめ直す抜本的な改革が求められている。では、企業はどのようにパーパスを再定義して、どう実装すれば社会から「選ばれる」企業になることができるのか。国際情勢が不安定さを増すなか、今後の社会、環境、経済の変化を踏まえて、同社は、学生ならではの独自の視点での具体的な方法を募集した。

 最優秀賞は、井上寛人さん(慶應義塾大学大学院)の「個人パーパスの共鳴度でチーム結成―パーパスドリブン文化祭―」、最優秀次席には、原理菜子さん、浅野真輝さん、大塚咲希さん(いずれも法政大学)の「Why(パーパス)からWhere(ビジョン)へ」と、渡邊幹大さん(創価大学)の「『アート思考』による再定義と『インターナル・ブランディング』による実装」の2作品が選ばれた。後日、受賞者と審査委員らとの意見交換の場を設ける予定となっている。

 同社グループは、今回応募のあった学生の新鮮な意見を事業運営に生かし、「人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する企業」を目指すとともに、今後も、未来を担う若者の育成に貢献する活動を推進していくとしている。

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