旭化成、複数製品で取得 ISCC PLUS認証

2022年11月21日

ゴムタイムス社

 旭化成は11月15日、SBRやBRなどの合成ゴムなど複数製品が持続可能な製品の国際的な認証制度の一つ「ISCC PLUS」を新たに取得したと発表した。

 同認証はバイオマス原料や再生原料等が製品製造を含むサプライチェーンにおいてマスバランス方式で適切に管理されていることを担保する。今回の認証取得により、同社は今後、「ISCC PLUS」認証製品の取り扱いが可能となる。

 「ISCC PLUS」認証を取得した製品は、同社のアクリロニトリル(AN)、メタクリル酸メチル(MMA)、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)(製品名「デルペット」「デルパウダ」)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)(製品名溶液重合スチレン・ブタジエンゴム「タフデン」)、ブタジエンゴム(BR)(製品名ポリブタジエンゴム「ジエン」)、ポリオキシメチレン(製品名ポリアセタール樹脂「テナック」)、PP/PEコンパウンド(成形機用洗浄剤「アサクリン」)、三菱ケミカル旭化成エチレンのエチレン、プロピレン等、岡山ブタジエンのブタジエンとなっている。

 同社グループは、「Care for Earth」の観点から「カーボンニュートラルでサステナブルな世界の実現」を目指しており、バイオマス原料や再生原料、再生可能エネルギーの使用などの取り組みに注力している。同社グループは、他社との協働を深化させながら、「中期経営計画2024~Be a Trailblazer~」にもとづき、上記のような特性を有する製品・サービスの提供をより進めることで、社会や顧客からの期待に応えていくとしている。

 

マスバランス方式

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