東レがリブランディング実施 Dermizaxで

2022年11月22日

ゴムタイムス社

 東レは11月21日、スポーツおよびアウトドアウェア用途向けに展開している防水透湿素材ブランド「Dermizax(ダーミザクス)」についてリブランディングを実施すると発表した。

 同社は、Dermizaxを防水透湿性を持つラミネートテキスタイルと定義し(一部の限定的な品種を除く)、防水・透湿性能に応じて、①高い防水性を特徴とするDermizax Protect、②ストレッチ性と防水性、透湿性をバランスよく実現するDermizax Balanced、③防水性を持ちながら高い透湿性と通気性を併せ持つDermizax Breatheの3つの素材カテゴリーを展開し販売を開始する。

 リブランディングに合わせて、同社は新素材を投入しラインナップを充実させる。新たに投入するDermizaxの販売は、2024年の店頭秋冬シーズンからの販売を予定しており、2023年度250万m、2025年度400万mの販売を計画している。

 同社はリブランディングに合わせ、3つのタイプの素材を投入しラインナップを拡充させる。世界的なサステナビリティ(持続可能性)への関心の高まりを受け、同社は、バイオマス由来ポリマー素材・製品の「エコディア」や、回収PETボトルなどを粗原料としたリサイクル繊維「&+」といった環境配慮型素材の拡販に取り組んでいる。防水透湿素材においても、これらの素材を活用し、撥水だけでなく膜内でもフッ素を使用せず、従来のポリウレタン使用素材に比べて耐用年数を延ばした高耐久非フッ素加工タイプ、高透湿ポリエステルフィルムを使用し、表地から膜・裏材までを全てポリエステルで構成したリサイクルしやすいモノマテリアルタイプ、ナノファイバーを活用し素材に通気性をもたせ、性能向上と洗濯耐久性を高めたタイプなど、カテゴリーごとにさまざまな環境配慮設計(エコデザイン)の防水透湿素材を新たに投入する。

 同社は今後も、革新技術・先端材料の提供によって、人々の豊かなライフスタイルと持続可能な社会実現の両立を目指し、社会貢献していくとしている。

 

Dermizax

Dermizax

 

関連キーワード: ·

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー