金陽社(東京都品川区、服部琢夫社長)の22年度上半期(4~9月)業績は、ブランケット、ロールとも前年同期を上回り好調だった。ブランケット部門は海外への輸出が大幅に伸長した。国内のブランケットは若干の増収となった。
ロール部門は、印刷用はほぼ前年並みだったが、工業用はフィルム、鉄鋼、製紙など各分野でそれぞれ好調に推移した。フィルム用はセパレーターなど高機能フィルム向けを中心に伸長した。また同社ではゴムロールとともに鉄ロールやメッキロールも提案。金属芯からの新規案件を取り込むことで、業容を広げている。OA用ロールは大口需要先からの受注が回復するなど、コロナ禍の混乱からの立ち直りがみられ、前年同期を上回っ