三井化学は11月24日、同社が開発した、海水から抽出したミネラル成分から生まれた新規複合材「NAGORI」が、アッシュコンセプトの「にぎりやすく、開けやすいボトルキャップ+d(プラスディー)『Heart』」に採用されたと発表した。
「Heart」は、アッシュコンセプトのオリジナルブランド「+d」のロングセラー製品で、サステナブル素材へのリニューアル企画として、12⽉2⽇(⾦)に発売開始される。
にぎりやすく開けやすいハート型の付け替えキャップで、天然鉱物のような質感と、⾃然の色をテーマにしたマーブルカラーが特徴となっている。ひとつひとつ表情が異なるマーブルカラーには同じ模様はないので、選ぶ楽しみを感じながら世界にひとつだけの「Heart」に出合うことができる。⻑い時間をかけて⽣み出される⾃然界の⾊をテーマに、「地層(マーブルピンク)」「氷河(マーブルブルー)」「鍾乳洞(マーブルグレー)」をイメージしたカラーが揃っている。
キャップの上部を膨らませたことで、アイコニックな形状でありながら⼿へのフィット感と回しやすさの機能性を両⽴している。⼦どもや握⼒の弱い⽅も開閉しやすい形状で、内側のネジ切り構造とシリコーン製パッキンにより、こぼれにくい構造になっている。使う⼈を選ばないのでギフトにも適している。
「NAGORI」は、海水から抽出したミネラル成分から生まれた同社の新規複合材料で、2018年度グッドデザイン賞受賞、「グッドデザイン・ベスト100」に選出されている。同社研究者の「プラスチックで食べる食事は味気ない」という一言から開発がスタートし、同社グループのオープン・ラボラトリー活動である、MOLpを通じて開発された。同社のコンパウンド技術を活用し、最大75%海水由来のミネラル成分を配合、熱可塑性樹脂と同様の成形が可能で、陶器や天然石のような質感と熱伝導性を併せ持っている。
また、海水由来のミネラル成分を高充填することで、抗菌性・抗ウイルス性も有しており、コンパウンド材としてSIAA(抗菌製品技術協議会)マークを取得している。