三菱ケミカルグループは11月24日、バイオエンジニアリングプラスチック・デュラビオが、資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」のアイコニックハイパフォーマンスクリーム「ラ・クレーム」の容器に採用されたと発表した。本製品は9月21日より資生堂から発売されている。
デュラビオは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえに、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる素材。
また、耐衝撃性、耐久性などの点で、従来の一般的なエンプラよりも優れた性能を有している。さらに透明性が高く、透過する光の歪みが少ないといった光学特性にも優れ、高級感のある美しいデザインを表現できるのも特長。植物由来の素材を使いながら、従来よりもさらに、輝きと強さを併せもつパッケージデザインを実現している。
資生堂のクレ・ド・ポー ボーテは、“輝き”をコンセプトとするブランドで、世界中の女性たちの輝く力を解き放ち、この世界をより良い場所にしていくという信念のもと、サステナブルな製品開発にも取り組んでいる。クレ・ド・ポー ボーテのブランドコンセプトとデュラビオの優れた特性が合致したことから、このたびの採用に至った。
同社グループはデュラビオの展開を通して、これからも高付加価値な製品を供給するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していくとしている。