サステナビリティ認証取得 BASF、アジア太平洋地域で

2022年11月29日

ゴムタイムス社

 BASFは1124日、同社パフォーマンスマテリアルズ事業本部のアジア太平洋地域におけるパシルグダン(マレーシア・ジョホール州)と浦東(中国・上海市)の生産拠点で多数のマスバランス認証を取得したと発表した。同認証取得は同社の顧客のサステナビリティ目標達成のサポートを目的とした継続的な取り組みの一環として行われており、パシルグダンにあるエンジニアリングプラスチックのコンパウンド工場は、ISCC+認証(国際持続性カーボン認証)とREDcert2認証を取得した。中国の浦東にある熱可塑性ポリウレタン(TPU)生産拠点も、GRS認証(グローバル・リサイクルド・スタンダード)とRCS認証(リサイクルド・クレーム・スタンダード)を取得している。

 これらのマスバランス認証によって、同社は認証済みの低炭素のエンジニアリングプラスチックを提供することができる。またGRS認証、RCS認証は熱可塑性ポリウレタンの製造に使用されるリサイクル材料の量を検証するものであり、リサイクル材料の使用によって化石由来原料の消費量を削減することができる。

 ISCC+認証は国際的に認められたマスバランス方式の認証制度で、世界中で使用されている。一方、REDcert2認証は、バイオマスの持続可能な使用のための認証システムで、REDcert2規格に基づくマスバランスによって、再生可能資源を販売製品に正しく割り当てられていることを保証している。

コンパウンド工場

コンパウンド工場

 

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