新車装着タイヤ満足度を発表 3部門で1位はブリヂストン…J.D. パワー 

2011年12月26日

ゴムタイムス社

 ㈱J.D.パワーアジア・パシフィック(アルバート・ラパーズ代表取締役社長)は、2011年日本OEタイヤ顧客満足度調査の結果を発表した。
 同調査は乗用車を新車で購入後7~18ヵ月が経過したユーザーを対象に実施。新車に装着されたタイヤ(OEタイヤ)の満足度を測定している。
 10回目となる今年は、2010年3月から2011年2月の間に新車を購入した乗用車ユーザーに対し2011年9月にインターネット調査を実施し、総計5419人から回答を得た。
 OEタイヤに対する総合的な満足度は、「ハンドリング/グリップ性能」、「乗り心地/静粛性」、「耐久性/信頼性」、「見映え」の4つのファクターで構成され、各ファクターにおける詳細項目に対するユーザーの評価をもとに総合満足度スコアを1000点満点で算出したもの。
 今回の調査結果によると、セグメント別総合満足度ランキングは、軽自動車とコンパクトカー、ミニバンセグメントでブリヂストンが第1位となった。ブリヂストンはコンパクトカーでは5年連続の1位となり、いずれのセグメントでもミニバンの「耐久性/信頼性」を除くすべてのファクターでトップの評価となった。
 またパッセンジャーカーでは、ミシュランが2位以下を54ポイント上回り7年連続の第1位となった。ミシュランはパッセンジャーカーですべてのファクターでトップの評価となっている。
 今後夏用タイヤを購入する際に同じブランドのタイヤを購入すると回答した顧客の割合は業界全体で38%であるが、総合満足度が上位25%以上の顧客では53%に高まる。また、冬用タイヤへの継続購入意向についても同じ傾向が見られる。

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