日本インシュレーションは11月29日、完全子会社ジェイ アイ シー ベトナム有限会社で製造しているダイパライト-Eが、バイオマスから製造したけい酸カルシウム保温材として初めてJIS A9510(無機多孔質保温材)認証を取得したと発表した。
ダイパライト-Eは、マレーシアとの研究協力ODAの成果を活用して開発したけい酸カルシウム保温材。もみ殻灰を、けい石の代替原料として利用する保温材で、製造工程(合成・乾燥)で、もみ殻を燃焼させる際に発生する熱(バイオマス・エネルギー)を利用するため、炭酸ガス排出量を大幅に削減することができる。
ダイパライト-Eは既にJIS規格同等品として販売されていたが、JIS認証品が必要な顧客のニーズに応えた。なお、今回認証取得したのは通常品のダイパライト-Eのみで、はっ水品のダイパライト-EiはJIS規格同等品となる。