ミドリ安全が業界初 部分植物由来採用の作業服

2022年12月01日

ゴムタイムス社

 ミドリ安全は11月30日、東レが製造する部分植物由来ポリエステル繊維・エコディアPETを使用したミドリ安全オリジナル作業服・プランテックスシリーズに、食品工場用作業服・プロホワイトを新たに加え、2022年11月より販売を開始したと発表した。食品工場用作業服で部分植物由来合繊素材を採用するのは業界初となる。

 同社ではこれまで、食品工場用作業服・プロホワイトシリーズに東レの透け防止(フルダル)・異型断面繊維 スプリンジーを使用し主力商品として販売してきたが、2022年11月より順次スプリンジーを植物由来合繊素材にリニューアルしていく。
 スプリンジーを使用したウェアは、軽量で通気性・吸汗速乾性に優れ、プロホワイトシリーズの中で最も人気のある商品で、生地に換算すると年間37万m以上(幅150cmとして換算)販売している。これをすべてエコディアPET素材へリニューアルすると、ブナを主体とする天然林が1年間に吸収・蓄積するCO2の量に換算し、東京ドーム約3個分の面積となり、CO2排出量を削減する効果がある計算になる。

 通販サイト等では従来モデルが完売次第、順次製品を切り替えていく。同社では今後も環境負荷低減の取り組みを様々なワーキングウェアに広げていく予定としている。

プロホワイト

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