ゴム企業にとって22年は原油やナフサ価格の高騰などを理由に、ゴムや樹脂などの原料価格やゴム製品価格が上昇し、一部の原材料では品不足が継続。原材料の上昇・確保に苦慮した1年となった。また、半導体の部品不足やウクライナ・ロシア紛争、中国のゼロコロナ政策などで、サプライチェーン網が混乱し、ゴム業界の経営環境にも大きな影響を与えた。一方、CO2削減などに向けた道筋を示す動きも出始め、持続可能な社会実現に向けたとりくみを前進させた1年でもあった。
①原材料高騰・品不足がゴム業界を直撃
原油・ナフサ価格の高騰に加え、ユーティリティコスト、物流費の上昇を背景に、原料価格や副資材費が急騰した。半導体の部品不足による
2022年12月13日