TOYO TIREは12月2日、グローバル・フラッグシップタイヤブランドのプロクセスシリーズにおいて、プロクセス・スポーツ2を2023年2月より国内市場で順次発売すると発表した。
発売サイズは全23サイズで、価格はオープン価格。同社は、ドイツ・ニュルブルクリンクで開催される耐久レースをはじめとするモータースポーツへの参戦を通じて、過酷な条件の中から得た知見を商品開発へフィードバックしている。
プロクセス・スポーツ2はこうした経験を生かし、スポーツタイヤに求められるハンドリング性能とブレーキ性能を高次元で実現させたプレミアムスポーツタイヤ。
パターン設計にあたっては、同社独自のタイヤ設計基盤技術・T-MODE(ティーモード)を、材料開発にあたっては、同社の材料設計基盤技術ナノバランステクノロジーを活用。非対称のトレッドパターンとコンパウンドを採用することによって機能の分担を図り、ブレーキ性能とハンドリング性能を効果的に向上させている。
トレッド部の内側のコンパウンドにはゴムの柔軟性に寄与するシリカを均一に分散することで、路面の凹凸にタイヤがしなやかに接地し、ウェット、ドライ双方の路面でのグリップ性能が向上した。一方で外側のコンパウンドでは、シリカの分散を制御することでゴムの剛性を確保している。
また、構造設計ではサイド部のたわみを最適化する新プロファイル形状を採用することで、レーンチェンジやコーナリングの際にタイヤの変形が抑制され、ウェット路面、ドライ路面でのハンドリング性能の向上に寄与している。