バイオマスＰＳ生産販売開始　ＰＳジャパン 千葉工場

　ＰＳジャパンは12月６日、同社千葉工場（千葉県袖ケ浦市）でバイオマスポリスチレンの生産・販売を開始すると発表した。当該製品は、同社親会社の一つである出光興産からバイオマススチレンモノマーを購入し、２０２２年４月に同社千葉工場で取得済のＩＳＣＣ　ＰＬＵＳ認証に基づいて、マスバランス方式でバイオマス認証を付与したバイオマスポリスチレンとなる。

　今回の千葉工場でのバイオマスポリスチレンの生産・販売開始を皮切りに、同社は２０２３年度以降、水島工場（岡山県倉敷市）でのＩＳＣＣ　ＰＬＵＳ認証取得と対象品目の拡大も計画している。

　同社はポリスチレンの製造販売会社として、「お客様の視点に立ち、信頼を得、安心と価値を提供する」という経営方針のもと、安定品質・安定供給や新しい価値の商品提供だけでなく、環境問題にも取り組んでいる。同社は、カーボンニュートラルならびに資源循環社会の実現に向けた原料のバイオマス化と使用済みプラスチックのリサイクルを重要な課題と捉え、今後一層のバイオマス化の取り組み拡大を通じて、その責任を果たしていくとしている。