大阪ソーダの機能材事業部で取り扱うエピクロルヒンドリンゴム「エピクロマー」は、世界トップシェアを誇る。また新規事業では、アクリルゴム「ラクレスター」に注力している。このほか、低燃費タイヤの性能向上に寄与するシランカップリング剤「カブラス」や合成樹脂のダップ樹脂、ノンフタレート型アリル樹脂なども取り扱っている。
22年度の上半期の合成ゴムの需要動向を振り返ると、期初に発生した中国のロックダウンや前期から続く半導体不足などで、自動車の生産台数が減少し、合成ゴム主力製品のエピクロマーでは、自動車向けは若干の影響を受けた。ただし、OA用途向けは「主に海外市場でシェアの拡大できた」(同)ことで増加した。また、ラクレスターも前年同期と比較して、新規顧客を獲得できたという。