ホッティーポリマーが訴求 シリコーンゴム3Dプリンター

2022年12月14日

ゴムタイムス社

 ホッティーポリマーが23年春投入予定のシリコーンゴム3Dプリンター「SILICOM(シリコム)」の訴求に力を入れている。同社は22年11月の「第31回日本国際工作機械見本市」でシリコムを初出品したのに続き、12月の「第11回プラスチック展(高機能プラスチック展)」でも大々的にアピールした。
 シリコムはシリコーンゴムで3D造形を可能にした画期的な3Dプリンター。UV(紫外線)硬化型液体積層造形方式(LAM方式)を用いており、「UV硬化型では当社が国内で初めて設計開発した」(同社)。シリコムの特徴は、優れた透明性と3Dプリント特有の積層痕の削減を実現した。低硬度から高硬度まで様々な硬度ラインナップを予定。材料供給はカートリッジ方式を採用しており、カートリッジを変更するだけで、材料変更が可能。さらに、シリコムはスライスソフトウエアを自社開発し、材料を選定するだけで用意に造形ができる。スライスソフトはAI(人工知能)を搭載した。AIが長時間使用し学習データを蓄積することで、ユーザーの造形品をさらに最適化できる。このほか、ハロゲンランプを用いた架橋に比べ、UV型のシリコムの硬化スピードは1・5倍早く、「省エネにも貢献する」(同社)としている。シリコムの販売価格予定は税抜1500万円となっている。

シリコム

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